金属アレルギーとは

「接触性皮膚炎」は、「刺激性皮膚炎」と「アレルギー性皮膚炎」に分類されますが、
金属アレルギーとは「アレルギー性皮膚炎」です。
接触した部分に紅斑(こうはん、赤いぶつぶつ)や皮膚の盛り上がり、あるいは水泡を生じる疾患で、激しいかゆみを痛みをともなう場合があります。
また、アレルギーの分類としては「IV型・遅延型」に分類されます。
アレルギーはタンパク質に対し起こるものなので、金属が直接にアレルギーを起こすわけではありません。
つまり、金属はアレルゲンではありません。
金属から溶出した金属イオンが人体が本来もつたんぱく質(ケラチン等が有名)と結合し、アレルゲンとなるタンパク質に変質します。それを「金属蛋白複合体」と呼びます。そしてそれが金属アレルギーの「アレルゲン」となるのです。

 

金属アレルギーを正しく理解するには

一言で「金属アレルギー」と言っても、医科(皮膚科など)から見た情報、歯科業界から見る情報、装飾品メーカーや販売者側からの情報、そして罹患者(金属アレルギーで困っている方)からみた情報それぞれの側面を持ちます。インターネットで情報を検索すると様々な視点からの「金属アレルギーに関する情報」を得る事ができますが、実はそれは情報の「一部分」ではないでしょうか。

金属アレルギー協会は、金属アレルギーに関する問題を「医学的」「工学的」「対策・対応・マーケティング」の多角的な視点から情報をまとめ、必要としている法人・個人事業主、そして罹患している個人の皆様に情報を提供しています。

そのうちの一つが、金属アレルギーアドバイザー/金属アレルギーマイスター認定資格制度です。しっかりと正しい知識を身に付け、自社の商品開発・販売、また自分自身の対策・対応に役立てていただきたいと考えております。

 

エントリー前に学んでみませんか?

EQBC2021は「金属アレルギー」問題を解決する、配慮するといったちょっと特殊な「お題」がついたコンテストです。

金属アレルギーについて詳しく知っている!という方は少ないのではないでしょうか。エントリー前のアイデア作りに、事前に「金属アレルギーアドバイザー(中級)」の取得をする方も増えています。こちらは1日(10:00~15:30)自宅でZOOMを利用したオンライン講義を聞き、あとはテスト&レポートの提出をしていただくものになります。コンテスト前という事であれば、もしかしたら少しだけお得なヒントや情報を得られるかもしれませんよ。

金属アレルギーアドバイザーについてはこちらから